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2025.06.25

気象予報士と気候変動とSDGs

土屋 裕

6月としては各地で記録的な真夏日、猛暑日を迎えていますが、ちょうど一年前の昨年6月の世界環境デーに、普段テレビで馴染みの深い気象予報士・気象キャスターが「気候変動問題解決に向けた命と未来をつなぐ行動を加速させる」という共同宣言を行ったことを思い出す。
近年、異常気象による災害が頻発しており、われわれも以前よりずっと天候予報を気にするようになった。しかし、天気予報を伝える当の気象予報士たちは、気候変動に対する危機感から、天気予報のみでなく異常気象の背景にある地球温暖化による気候変動についてももっとしっかりと発信し、SDGs達成に貢献したいという思いがあり、それがこの宣言の背景である。
SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」は、「地球を後世に残す」、「人類の歴史を途切れさせない」という理念の実現に直接つながる目標です。
気象予報士たちが天気予報とともに気候変動対策について発信することは、その原因であるCO2産生および地球温暖化を抑制するわれわれの日常行動の重要性を改めて自覚させてくれる。

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