2024.09.18

啄木鳥会7月度活動報告

東京支部

<2024年7月度>

7月度の啄木鳥会は、東京は蒸し暑い一日でしたが、句会後に阿部晧月さん、本藤水月さんに幹事をお願いしての納涼会を行い、大いに盛り上がった啄木鳥会でした。 今月度は、句会後に納涼会があるということで、奈良県在住の吉武霞洞さんが新幹線を利用され、出席されました。
 去る6月17日にご逝去されました大坪歩楽さんへの追悼句を啄木鳥会員全員が作句されました。
 欠席投句をされた方々の投句も含め、会員の句に対して山田先生に推敲をいただきました。  今月度の兼題は、「滴り」「汗」と「ソーダ水」でした。 各自がそれぞれ5句を 投句しました。山田閏子先生に添削を戴いた上で、お一人一句の優秀句を選定してい ただきましたので、以下に紹介させていただきます。

啄木鳥会 矢治(文責)


いつてきの滴りをのせ指の先

山田 閏子先生

待たされて泡の抜けたるソーダ水
汗だくの今日も明るくボランティア
芝の上したたり落つる玉の汗
暑気払ひ大勢が良し良き仲間
眉伝ふ汗拭ひても鎌に地に
雨粒に水の輪重ねみづすまし
ウォーキング汗の目に滲み一休み
梅雨晴や濠の眩しき佐賀城址
汗だくの野球少年ホームラン
初デート少し残せしソーダ水
風そよぎたる高原や汗ぬぐひ
妻は旅夕餉の支度冷し酒
驟雨去りまた聞えくる鳥の声
汗まみれノックに耐へる球児達
玉の汗流るるままに野良仕事

阿部晧月
井上法陽
小川哲州
海外夢涼
小泉山月
斎藤光星
重田遊糸
田中道舟
福井彩華
本藤水月
松野馬笑
矢倉乱白
矢治宏風
屋代弁采
吉武霞洞


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