2025.04.07

中部支部歩こう会 「樽見鉄道で行く淡墨桜を見る会」

中部支部

中部支部歩こう会
2025年4月歩こう会「樽見鉄道で行く淡墨桜を見る会」
開催日:2025年4月3日 案内人:羽賀 隆司、時田 憲章

 4月3日の開催日、天候を心配しておりましたが、やがて陽が射してきて、一安心しました。本日の参加者16名中15名(1名はモレラ岐阜から乗車)が、大垣駅6番ホーム午前9時前には集合したのですが、既に9時11分発樽見行きの列車を待つ多くの方が並んでおられました。9時5分過ぎには一両編成の列車がホームに入ってきました。幸いにも私たちは早く並んでいたので席に着くことができましたが、多くの方が立っておられました。やはり淡墨桜は人気があるようです。

大垣駅6番ホーム樽見鉄道電車

ワンマンカーの運転手さんは樽見鉄道は根尾川に沿って走る延長34kmの鉄道で、根尾川には10の橋が架かっていること等の観光案内や景色の良いところで速度を緩めて運転をされ、サービス精神旺盛な方でした。
約1時間乗車後、最初の訪問先である根尾断層地震観察館には水鳥(みどり)駅で降りました。同館は、水鳥駅から歩いて5分ほどの所にあり、1891年(明治24年)におきた濃尾大震災を後世に伝えるために設立された観察館で、地震でできた大きな断層を直に見ることができます。濃尾大震災はマグニチュード8.0で、内陸型地震では日本最大級のものです。根尾村だけではなく、岐阜市や大垣市、名古屋市なども大きな被害にあったことを示す当時の写真なども展示されてり、大地震による被災状況がよく分かります。

地震断層観察館前での写真

観察館から淡墨桜までは、約4kmの山道を歩きました。道は完全舗装されているのですが、アップダウンが激しく、汗がにじんできました。やっとの思いで淡墨公園に到着し、淡墨桜を見上げました。宇野千代さんの小説にも登場する、樹齢1500年の桜の木は全体がピンクに染まっているのですが、開花はちらほらで、ちょっと花見には早い感じでした。それでも、多くの花見客がおり、中にはインバウンドや観光バスで訪れている方々も見受けられました。
桜を横目に見ながら休憩所で持参した弁当を肴に一杯。山道を歩いて汗をかいたこともあり、缶ビールは格別の旨さでした。
帰りは、約1.5kmの距離を歩いて樽見駅から再び樽見鉄道に乗り、大垣駅のホームで解散しました。風は少しありましたが、天候にも恵まれ、楽しい一日を過ごすことができました。参加いただきました皆様、お疲れ様でした。

淡墨二世桜の写真
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