2024.09.18

啄木鳥会8月度活動報告

東京支部

<2024年8月度>

東京は猛暑の日が続いておりますが、会員の皆様は汗を拭きながら元気に句会に参加されました。
 今月度は、佐賀在住の田中道舟さん、奈良在住の吉武霞洞さんは欠席され、東京在住の何名かも所用のため欠席されましたが、全員が欠席投句をされました。 投句された全員の句に、山田先生から推敲をいただきました。
 今月度の兼題は「星月夜」「残暑」と「墓参」でした。各自がそれぞれ5句を投句しました。山田閏子先生に添削を戴いた上で、お一人一句の優秀句を選定していただきましたので、以下に紹介させていただきます。

啄木鳥会 矢治(文責)


掃苔や閼伽もつ母の背の丸し

山田 閏子先生

エーゲ海白き島あり星月夜
深い森トトロあらはる星月夜
墓参り木魚の音がポクポクと
オリオンをまづ確かむる星月夜
魂失せし案山子の脚の影延びし
早寝の灯消えし島影星月夜
秋暑し鏡の顔は疲れ気味
ひとり居のテレビ観ている残暑かな
患いて庭草茂り秋暑し
前髪の張り付くおでこ昼寝の子
墓参りお堀の先の彦根城
沖合をゆく船のあり星月夜
何よりも病まぬこと良し残暑かな
城崎の外湯巡りの星月夜
影濃ゆし大和三山星月夜

阿部晧月
井上法陽
小川哲州
海外夢涼
小泉山月
斎藤光星
重田遊糸
田中道舟
福井彩華
本藤水月
松野馬笑
矢倉乱白
矢治宏風
屋代弁采
吉武霞洞


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