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2026.05.17

第84回 つくば歩の会 旧岩崎邸見学と懇親会

東京支部

実施日:2026年5月11日
参加者;林 憲司 鈴木紘一 斎藤修一 町田良一 尾崎 覚 吉田哲郎
    西沢幸夫(旧岩崎邸に参加) 坂口健哉(親睦会に参加) 8名

2006年にスタートしたつくば歩の会は、今年21年目に入り、今回84回目の活動である。会員の高齢化により、参加者は減少傾向にある。会員は茨城県、千葉県及び東京都の広範囲に住んでおり、どこの地域からも参加しやすい台東区の旧岩崎邸庭園を見学した。その後、親睦会を行った。

東京メトロ千代田線湯島駅に集合し、旧岩崎邸庭園へ向かった。旧岩崎邸庭園は明治29年に岩崎彌太郎の長男で三菱第三代社長の久彌の本邸として造られた庭園である。往時は約15,000坪の敷地に20棟もの建物が並んでいたそうである。さすが莫大な財産を有する岩崎家の住居である。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは洋館・撞球室(ビリヤード場)・和館大広間の3棟である。
まず、正門から洋館へ行き、集合写真を取り、その後、ボランティアの方におよそ1時間庭園を案内してもらった。
木造2階建・地下室付きの洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計で明治29年に完成した近代日本住宅を代表する西洋木造建築である。館内の随所に見事なジャコビアン様式の装飾が施され、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせていた。
1階ホールにある鏡、1階ベランダに敷き詰められた英国ミントン社製のタイル、2階客室に貼られた貴重な金唐革紙の壁紙などは、岩崎家だからこそできた非常に高価で貴重な品であると説明を受けた。
洋館に併置された和館は、書院造りを基調としていた。完成当時は建坪550坪に及び、洋館を遙かにしのぐ規模を誇っていたが、現在は、大広間の1棟だけが残っている。
コンドル設計の撞球室(ビリヤード場)は、洋館から少し離れた位置に別棟として建っており、洋館とは地下通路でつながっていた。当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の造りであった。

庭園見学終了後、木曽路上野店で親睦会を行った。落ち着いてくつろげる部屋で、すき焼き、牛肉朴葉焼き、旬の食材を盛り込んだ御膳料理をいただきながら、久しぶりに会ったメンバーと近況等を語り合い、楽しく充実した時間を過ごすことができた。

西洋インテリアとしての大鏡

庭園は近代庭園初期の姿を残す貴重な空間(庭園から邸宅を望む)

懇親会

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