2024.05.08

くすり博物館懇話会報告

中部支部

令和 6 年度の第 1 回くすり博物館懇話会を 5 月 8 日に開催しました。

今月度は 2 題の話題提供があり、参加者は 9 名でした。
最初は、森田 宏さんに源氏物語巻 10~巻 37 について、分かりやすく解説して頂きました。紫式部は物語の中に 500 人もの人物を登場させ、しかも光源氏と女性たちとの複雑な人間関係を細やかに描きだしており、その才能は計り知れません。
あの時代によくここまで書けたものであると感動しました。

2 題目は、くすり博物館の学芸員である稲垣さんに、本年度の企画展「認知症のいま、だれもが安心できる社会に向けて」について、最初に概要を説明して頂き、その後展示内容を見学しました。
認知症ばかりではなく、高齢者の病気と治療の全般についても、江戸時代までさかのぼり、病名・症状・治療法等がわかりやすく展示されています。
また、認知症についてはその原因や最新の治療法・治療薬等も紹介されています。

特別展は来年 3 月まで開催していますので、機会を見つけて見学されるようお勧めします。
なお、次回のくすり博物館懇話会は6月6日(木)に開催します。
演題は「アルツハイマー病克服に挑む」と「低山の人気」です。

ご参加をお待ちしてます。

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