2025.06.02
サボテン

サボテン
東京支部 野下晴夫
サボテンはサボテン科に属する植物の総称です。北アメリカと中央アメリカを中心に2000種以上あります。サボテンは多肉植物の一種で多肉質の葉や茎、根にたっぷりの水を蓄えた植物の総称です。日本には16世紀後半南蛮人によって持ち込まれています。南蛮人が「ウチワサボテン」の茎の切口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン(石鹸)として使っていたことから「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体(サボンテイ)」と呼ばれるようになりました。英語ではサボテンはCACTUSと呼ばれます。古代ギリシャ語で棘だらけの植物をカクトスと言われたようですが1753年分類学の父カール・フォン・リンネがサボテンの総称としてCACTUSの名を使ったと言われています。私は以前息子の留学先のアリゾナを訪問したことがありますがその大きなサボテンに感動したことが残っています。冒頭の写真は近所の知人のサボテンで大きな花をつけ満足そうに咲いているのが印象的です。