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2025.08.25

私と音楽ー133

野下晴夫

私と音楽―133
東京支部  野下晴夫
千葉フィルハモニー管弦楽団第73回定期演奏会
創立40周年のこの管弦楽団は千葉高、千葉女子高、県立船橋高のOBが中心のアマオーケストラです。今回73回の定期演奏会を拝聴しました。曲目はラヴェルの「管弦楽のための舞踏詩」とマーラーの交響曲第9番でした。この楽団の作曲家別の演奏回数をみますとチャイコフスキー、マーラー、ブラームス、ショスタコヴィッジ、ラヴェル等が上位にありモーツアルトやヴェートーヴェンはありません。楽団の特徴を出すためか比較的難曲に挑戦しているようです。マーラーの第9番は初めて聴きましたが普通第4楽章が盛り上がって終了する曲が第3楽章で盛り上がり第4楽章では終焉のような感じで初めてこれがマーラーの音楽かと感じました。マーラーのコンサートはとても人気がありどこでも満員らしいですが彼の音楽には不安、愛、苦悩、恐れ、混沌といった現代社会の特徴があるそうで聴衆が大きく感じるそうです。少し異質な感がありましたが又の機会にマーラーを聴いてみたいと思っています。

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